頑丈な構造材

厳しい自然に何百年と耐える頑丈な構造材

自然と対話しながらの家づくり
地方では築100年以上も経っているような農家や民家をよく見かける。昔の家は、柱や梁を表に見せる真壁構造がほとんどで、天井裏をのぞいてみても自然の形そのままの木を上手く組み合わせて使っている。しかも、注目すべきは、それらの構造材が極めて太いことだ。直径30cm以上あること珍しくない。また、こうした農家や民家は、もともと風通しが良い上に、地面から床まで十分な高さをとっている。さらに床下の束石(柱を支える石)には吸水性のほとんどない自然石を用い、木の根元を腐りにくくしている。昔の家づくりは今のように建築基準法などの目安がない中、自然と対話しながら進められていたといえる。そこに、日本の気候風土に適した家づくりのヒントがあるのだ。

構造材は丈夫なほどいい
それに比べ、現在つくられている一戸建ての中には、使い捨てといわざるを得ないものが少なくない。建築基準法は最低限守るべき目安ではあっても、細かい性能や健康まで含めた基準とはいえない。昔の農家とまではいかなくても、長持ちする住宅を考えるなら、少なくとも柱や梁などの構造材はできるだけ太く、柱は最低12cm角以上、さらに現場近くの山で伐採し十分乾燥させたもの(含水率15%以下)を使うことが望ましい。金物などはあくまで補助という考え方だ。何十年か後に取り壊したときにも、太くて厚い材料は再利用が可能なのだ。

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