間取りの流行

サザエさんの家にみる間取りの流行いまむかし

テレビでおなじみの「サザエさん」の家の間取りは、茶の間を中心にした和の住まいだ。何世代もの家族が一緒に暮らすため、空間の柔軟性、融通性を重視し、茶の間や縁側などコミュニケーションの場を大切にしていることが読み取れる。水まわりスペースに余裕があるのも特徴のひとつ。こうした伝統的な間取りは、高度経済成長期に進んだ核家族化で廃れ、次第に個室重視のプランが一般化した。現在の間取りは、個室を中心としたホテル型といえる。個々のプライバシーは確保されていますが、空間の柔軟性に欠ける。また、縁側や廊下など機能の暖昧なスペースも大幅にカットされている。しかし、最近は再び、家族の触れ合いを育む開放的なプランが注目され始めている。プライバシーと触れ合いの両立をどう図るか。磯野家の間取りをもとに、現代に通用する新しいプランを考えてみよう。イメージ例として、6畳の客室部分の屋根を取り払い、思い切って中庭にする。この中庭が「個」と家族のスペースをつなぐ緩衝帯(バッファゾーン)となり、どの部屋にも光が降りそそぐ、とても気持ちの良い住空間ができる。「個」と「集」をつなぐ手法としては中庭のほか、「吹き抜け」「半戸外のアウトドアルーム」「サンルーム+縁側」など。あるいは、オープンなキッチン、階段の踊り場や壁の活用なども効果的。これらに共通するのは「空間と空間がやわらかく自由につながる」感覚。しかし、いまなお、部屋数を確保し、機能性を追求するため、壁で空間を細かく遮断する間取りが主流なのだ。これからはもっと、壁をとりはらい、暖昧さを包み込んだあそびのあるスペースを見直す必要がある。

すごくモダンなデザインのコップが掲載されてます。ご覧ください。

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