設計図面の種類と性格を知り不足がないかをチェック
「基本設計図」と「実施設計図」
設訂図面には大きく分けて「基本設計図」と「実施設計図」があります。「基本設計図」は基本的な図面が中心で、具体的には平面図、断面図、立面図などが含まれる。見る機会が最も多い重要な図面。「実施設計図」は、基本設計図に基づきより詳しく建物の細部を表したもので、構造図、設計図なども含まれる。一般に、木造で延床面積40坪程度の一戸建てを建てる場合、設計図面はA2サイズで約30枚は必要になる。このくらい図面があれば、現場で職人が見て、設計者との間で十分な意思伝達が可能。極端に設訂図面が少ないときは、暖昧な点が多く、施工に不安がある。
展開図など立体関係が大事
設計図面では一般に、平面より立体のほうがトラブルになりやすい傾向がある。たとえば、手すりや棚、コンセントなどの位置、高さを間違えるのだ。これらは展開図に書かれるものだが、意外にこの展開図がなかったり、暖昧であったりするので注意しなければならない。最近の家づくりは、フィーリング重視の言葉遊びになっている傾向がみられる。それが、設計図面を軽視する風潮につながっていないかと私は危倶している。家づくりは、施主の生き方を表現するもの。だからこそ、設計図面には十分な意味と情報、そして心を込め、丁寧に描き上げなければならない。施主もぜひ設計図面の基本的な知識を備え、また設計者などに質問したりして設計図面を読み込んで欲しい。
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